武蔵野東学園が運営する学園紹介

1964年の幼稚園の開園から始まった武蔵野東学園の取り組みは、卒園後を懸念した父兄の要望もあり、小学校・中学校、そして高等専修学校へと拡大の一途を遂げています。幼稚園から一貫して、社会人に求められる自立心を育む教育体制を構築してきました。
ここでは、武蔵野東学園が運営する幼稚園とそれぞれの学校について、紹介します。
子どもたちの豊かな育ちを支える「武蔵野東第一・第二幼稚園」
健常児クラスと少人数の自閉症児クラスの「混合教育」による幼稚園です。
10名程度の少人数の自閉症児のみのクラスでは、特性に合わせた分かりやすくて安全な環境を用意することで、将来の自立に向けた身辺自立と社会性を身につけていきます。
自閉症児クラスでの安心できる環境をベースにしながら、健常児クラスとの柔軟な交流を行うのが特徴です。
これにより、友だちと生活するためのルールを学び、人付き合いの楽しさを感じられ、成功体験の積み重ねと振り返りのサイクルを大切にしながら心を育てていきます。
知力・体力とともに人間力を育む「武蔵野東小学校」
武蔵野東小学校は知力・体力とともに人間力を育むことをモットーとしています。
日常的に共生を体験できる「混合教育」は、インクルーシブ教育とも呼ばれ、現代社会において世界的にも重要視されています。
健常児は自閉症児との交流により多様性を体験的に学び、思いやりの心を育みます。
支援を必要とする子どもたちは健常児から刺激を受けて成長するというように、健常児と自閉症児が共に過ごすことにより、双方に好ましい影響を与え合う教育体制が特徴です。
多様性を認め合える生徒たちの未来が楽しみになる学校です。
難関校受験にも強い「武蔵野東中学校」
武蔵野東中学校は教員の数が多く、教員一人に対して生徒7人という割合で、手厚く指導できる体制が特徴です。
しかも、ほとんどが専任教員のため高度で専門的な教育が日常的に行われています。
また、習熟度別のグループ編成や英語・数学の特別コースが設けられ、難関校受験や将来の職業を意識した環境が整えられています。
職業教育と人間教育を展開する「武蔵野東高等専修学校」
武蔵野東高等専修学校は、職業教育と人間教育によって生きる力を育みます。
大学入学資格付与指定校でもあり、社会自立のために必要な技術や知識のほかに、基礎的な教養や生活力を身につけることを目的とした就労教育を行う学校です。
指導は、机上の学習だけでなく挨拶や返事、食事マナー・身だしなみ・電話応対など社会生活のあらゆる場面を想定して行われ、実社会への旅立ちや上級学校への進学を全面的にサポートします。